独立開業をお考えの方、もしくは、少しでも開業の可能性がある方に、これだけは注意して欲しいこと。②

独立を考えている方、独立するかもしれないと思われる方への2つ目のアドバイスは、自己資金は通帳で管理しておくこと、ということです。
要は、現金をタンスで持っていないでくれ、ということです。
ちゃんと通帳にお金が貯まって入っているということが見えることが大事ということです。
どういうことか。
開業資金を借りるとき、自己資金の存在は非常に大切です。
通常の融資の場合、金融機関は、この会社にお金を貸しても大丈夫か、ちゃんと返済してくれるか、ということを判断するために、それまでの実績を見て判断します。
けれども、これから開業しようとする方には当然実績はありません。
そうすると、金融機関はそれ以外の点でお金を貸しても大丈夫かどうかを判断しなければならない、ということになります。
その一つが自己資金です。とりあえず自己資金に余裕があればある程度安心できます。
また、金額も大切ですが、どういう風にそのお金を用意したのか、ということも金融機関は見ています。
そのお金は本当に自己資金なのか。
一番の理想は、独立開業のために、給料からこつこつ貯めていって、ある程度のまとまった開業資金を作った、という形です。
こういう形でお金が貯まった通帳からはその人の開業にかける本気度が読み取れます。
しかし同じ程度の本気度を持って同じ金額を貯めた方がいたとしても、通帳でではなく、現金で持っていたのでは、それを証明するものがありません。
誰かから借りてきたものだとしても金融機関からはわからない、ということになってしまいます。
金融機関は自己資金であることが判断できないし、加えて、その方の本気度が読み取れない、ということになってしまいます。
これでは金融機関からお金を借りることは非常に困難になってしまいます。
ですので、開業資金は必ず通帳で管理しておいてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA