時々、思いつくまま、損害保険、生命保険の事を、固定ページや投稿という形で書かせていただこうと思っております。
行政書士の業務とは少し毛色の違う内容になりますが、少しでも私の知識や経験が訪問していただいた皆様の参考になればと思っております。


私は以前、国内損害保険会社に14年間勤務しておりました。
その間、少し珍しいと思っているのですが、損害保険会社の3つの主要な部門、
業務部門、損害調査部門、営業部門を経験いたしました。
各部門について少し説明させていただきますと、
 業務部門  :保険約款の解説、保険の引き受け方の指導、
        会社として引き受けるべきリスクかの判断
 損害調査部門:事故の処理、保険金の支払い
 営業部門  :委託代理店の指導
となります。
通常は私のように全ての部門を経験させていただけることは稀だと思うのですが、最初に配属された部署が配属人数の少ない業務部門だったり、体調を崩し営業職で外回りが出来なくなり損害調査部門に配属されたりで、ラッキーなことに全ての部門を経験させていただきました。
(若しくは相当使えなかったか、ですね^^)
私の場合、業務部門で担当したのは賠償責任保険に代表される新種保険と言われる分野でした。新種保険という保険があるわけではなくて、一般の方が保険というと思い浮かべられるであろう、自動車保険、火災保険、傷害保険(生命保険は生命保険会社の分野になります。)以外の分野の保険になります。具体的には、賠償責任保険をはじめとするその他の保険や新しく開発された保険などがこの分野になります。少し特殊な分野の保険ですね。
損害調査部門では自動車保険、いわゆる交通事故の担当でした。
今現在は保険の代理店としても活動させていただいているのですが、このような経験からか、代理店の仲間から、「この場合はどのような保険を組み合わせてつけたらいいのか。」「こういうことを保険会社から言われたけれど、どういう意味か。」「保険会社はどういう意味でこういうことを言ってきたのか。」などの相談をいただくことがよくあります。また、交通事故など保険がらみの案件を扱っている弁護士の方から「この場合は保険の対象になるのか。」「約款のこの言い回し、文言はどういう意味か。」などの相談をいただくこともあります。
このようなことから、もしかしたら他の方々にも参考になることがあるかもしれない、と思い、このような場所を作らせていただいた次第です。